Anitick
第26話

痛みを伴う面接

日本人初の月面着陸者となる日々人の打ち上げまで、あと7日。

日々人たち宇宙飛行士は、ウイルス感染などを起こさないよう、NASAの隔離施設に入っていた。

一方六太は、ジョンソン宇宙センターの一室で、宇宙飛行士を選抜する最終試験を受けようとしていた。

審査員の中には日々人を妬んでいるという吾妻もおり、不安がよぎるのだが……六太の一番の心配はそのことではなかった。

先日のスクワットが原因で筋肉痛になり、座れなくなってしまっていたのだ。

六太は確信していた。

最大のポイントは面接ではなく、終わってイスから立ちあがる瞬間だと――!

面接トップバッターである六太が会場へ入ると、そこには日本人宇宙飛行士たちが勢ぞろいしていた。

痛みをこらえ、なんとかイスに腰かけたまではよかったが――ガキンッ! とイスのネジがはずれ、六太は後ろに倒れてしまう。

本当は六太の実力を試したかった紫三世(むらさき さんせい)のイタズラだったが、そんなことは知る由もなく、六太はひたすら笑顔をキープするのだった。

あっさり終わった最終面接の翌日、六太たちはJAXA主催の親睦会に参加していた。

受験者たちは知らないが、実はNASAでの面接はフェイクで、この親睦会こそが受かるか否かを決める場だったのだ。

一緒に宇宙で生活を送っていけそうか、自分の命を預けることができるかどうか、肩の荷を下ろし素に近くなった受験者たちを、現役の飛行士たちが感覚に従って観察するのである。

そんな中、紫も六太に近づき、『みんなのことをどう思っているか』の質問をしていた。

正直に、新田は携帯の待ち受け画面がネコ、絵名はクシャミが変、森嶋は話す直前に必ず唇をひとなめするクセがある、などなど、仲間への愛情あふれる解答をする六太。

そんな六太を気に入ったのか、最後に『吾妻には話しかけないほうがいい』と忠告する紫。

しかしそれは逆効果で、六太は早々に吾妻に話しかけようとしており――?

「いざっヒューストンへ――!」

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宇宙兄弟

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TVアニメ『宇宙兄弟』読売テレビ 宇宙飛行士となった弟、無職の兄。約束をかなえた弟、約束を思い出す兄。約束の宙(そら)を目指す、宇宙兄弟の物語が始まる。

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09/30 (日)

  • 読売テレビ・07:00
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