ドーハのきせき
打ち上げ4日前。
六太たち家族は、月へ向かう日々人と最後の食事をするため、ケネディ宇宙センターに来ていた。そこで六太は、日々人に一枚のDVD―Rを渡す。
ケースに張られたラベルには、『2006年ドーハのきせき さつえい 南波日々人』と書かれており、なんとそれには、UFOの映像がしっかり記録されているようなのだ。
2006年の夏――少年時代。
六太と日々人は、学校で『UFOを見た』と言っても誰も信じてくれないことに、大きな不満を感じていた。
『証拠があれば信じるはず!』と思った六太たちは、UFOを撮影するため、毎晩高台へ足を運ぶことを決める。だが、待てどもまったくUFOは現れなかった。
そしてある日、六太が日増しにキズを作ってくることに日々人が気づく。
六太は『電柱にぶつかっただけ』と言うが、本当はUFOの証拠を見せろと、いじめっ子グループに絡まれていたのだ。
UFOを見た日から3カ月後。
日々人は六太の13歳の誕生日に、一枚のDVD―Rを渡した。
タイトルは『ドーハのきせき』。
早速その映像を見ると、映し出されたのは、釣り糸にぶらさがった作り物のUFOの姿だった。
呆れる六太と対照的に、日々人は自信満々な顔で言った。
「これでもういじめに遭ったり、電柱にぶつかったりしなくなるよ」
日々人は、六太がUFOの証拠が原因で殴られていると知っており、自ら作ったUFOを真剣に撮影したのである。
その後日――。
今度は日々人がいじめっ子グループに絡まれていた。
六太は日々人の作った映像を見せておらず、いじめっ子たちは早くそのUFOの証拠を見せてみろとバカにしていたのだ。
その光景を目にした六太は、慌てて駆けつけ日々人の前に立った。
そして――。
「お前は手ぇ出すなよ、強えーんだから――むかつくヤツが現れたら、かわりに俺が――頭出してやる!」
そう言い終えた後、六太はいじめっ子のリーダー目掛け、勢いよく頭を突きだしたのだった――。
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宇宙兄弟
TVアニメ『宇宙兄弟』読売テレビ 宇宙飛行士となった弟、無職の兄。約束をかなえた弟、約束を思い出す兄。約束の宙(そら)を目指す、宇宙兄弟の物語が始まる。
放送スケジュール
10/14 (日)
- 日本テレビ・07:00
- 中京テレビ・07:00
- TeNY・07:00
- 長崎国際テレビ・07:00
- 読売テレビ・07:00
03/08 (金)
- アニマックス・19:30
11/08 (木)
- チバテレビ・18:30
前後の話
- 第25話 マッハの弟 筋トレ兄
- 第26話 痛みを伴う面接
- 第27話 一つの質問
- 第28話 ドーハのきせき
- 第29話 打ち上げ前夜
- 第30話 犬とじじいとアレクサンダー
- 第31話 ロケットロード
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