片影
――夏の代行者の隠れ家、夏離宮は深い森の奥にある。
竜宮から創紫での春顕現を終えた雛菊とさくらは、次の季節顕現の土地である衣世に訪れていた。滞在地は、夏の代行者の別荘である夏離宮。
まだ解けぬ雪景色の中、春主従を出迎えてくれたのは夏の代行者護衛官を務める葉桜あやめ。眼鏡をかけた知的で美しい娘だ。あやめは二人に自身の妹が夏の代行者であることを語る。年頃の近い娘たちが意気投合する一方で、夏の代行者・葉桜瑠璃は部屋にこもり、顔を出そうとしなかった。
「やっぱり、お姉ちゃんはあたしのことどうでもいいんだ」
瑠璃は、扉越しに声を掛けてくれた雛菊に対しても素っ気のない答えしか返さない。
「私、結婚するので従者を辞めるんです。それに対して、妹が機嫌を損ねて」
夏主従の間には、けして小さくはない不和が起きていた。
姉妹間で生じている軋轢に戸惑いながらも、順調に衣世での春顕現を進める雛菊。
しかし、積み重なった疲労により倒れてしまう。
それぞれが誰かを想う中、その背後では怪しくうごめく影の姿があった――。
代行者の始まりの物語は、以下のように続く。
——冬は春から向けられる敬愛に応えるように教え導き、二つの季節は仲睦まじく季節を互いに繰り返した。
しかし、途中で大地が悲鳴を上げた。まるで休まる時が無い、と。
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春夏秋冬代行者 春の舞
「春を咲かせよう。すべての人に春を」 “四季の代行者”とは——四季の神々から与えられた特別な力で各地に季節を巡らせる現人神。 人々が当たり前に感じている四季の巡りは、彼らの不断の努力によって保たれている。 しかし春の代行者・花葉雛菊がテロ組織に誘拐され行方不明となってから、大和国の季節は春だけが消え去ったままだった。 「雛菊様、独りにしないで。お願い帰ってきて」 自らの生活を全てなげうって主を探し続けた春の護衛官・姫鷹さくら。 大切な友人を守れなかった冬の代行者・寒椿狼星と冬の護衛官・寒月凍蝶。 十年の時を経て雛菊が突然の帰還を果たしたことで、止まっていた彼らの物語が動き出す。 様々な想いを抱えながら、雛菊とさくらは春を届ける旅を始める。 「二人で、生きる、の」 二度と手放さないと誓った少女とともに生きるために。 「あの二人は小さな恋をしていたんだ」 引き離された初恋の人に再び会うために。 「私達を傷つける、すべての者達に告ぐ」 誘拐され不条理に奪われた日常を取り戻すために。 雛菊とさくらは歩み続ける。 春を必要とする人のために。 悲しみの淵にいる人に寄り添うために。 何度傷ついても生きようと願う人に、希望を届けるために。 「私は貴方を守る。貴方も私には春をくれる。だから大丈夫、共に参りましょう」
放送スケジュール
04/12 (日)
- TOKYO MX・00:00
- BS11イレブン・00:00
- アニメLIVE・00:00
- MBS毎日放送・01:50
- CBCテレビ・02:25
- HBC北海道放送・02:45
04/13 (月)
- AT-X・22:00
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