朝凪
――この神様に捧げられるものがあるなら何だって捧げる。
代行者を狙う賊が、夏離宮を襲撃していた。
主を守るため、そんな賊たちに相対するのは護衛官の二人。
毅然とした態度で腰に携えた刀を駆使し、苛烈な攻撃を敵に与える春の護衛官・姫鷹さくら。
温和で清楚な振舞いを一転し、銃を構える賊に臆することなく堂々と応戦する夏の護衛官・葉桜あやめ。
二人によって賊は撃退されたものの、冬の里の護衛による助けがあったことが伝わる。
「……冬が、何で……」
【冬】の一文字に動揺を隠せないさくらは、ある人物のことを思い出す。
『私だけでは不足だと? それとも罪滅ぼしのつもりか?』
さくらは険しい想いを抱えながらも、いまは雛菊を守ることだけを優先した。
「夏の、代行者、さま……?」
そして、ようやく彼女たちの前に夏の代行者が姿を現して――。
代行者の始まりの物語は、以下のように続く。
――動物が愛を育んでは眠り、木々は青葉に包まれたと思えば凍てつく。これならば、ただじっと耐えるばかりの冬の世界だけでよかったと。
一度春を知ってしまったからこそ、冬の世界が来ることが耐えられないと。
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春夏秋冬代行者 春の舞
「春を咲かせよう。すべての人に春を」 “四季の代行者”とは——四季の神々から与えられた特別な力で各地に季節を巡らせる現人神。 人々が当たり前に感じている四季の巡りは、彼らの不断の努力によって保たれている。 しかし春の代行者・花葉雛菊がテロ組織に誘拐され行方不明となってから、大和国の季節は春だけが消え去ったままだった。 「雛菊様、独りにしないで。お願い帰ってきて」 自らの生活を全てなげうって主を探し続けた春の護衛官・姫鷹さくら。 大切な友人を守れなかった冬の代行者・寒椿狼星と冬の護衛官・寒月凍蝶。 十年の時を経て雛菊が突然の帰還を果たしたことで、止まっていた彼らの物語が動き出す。 様々な想いを抱えながら、雛菊とさくらは春を届ける旅を始める。 「二人で、生きる、の」 二度と手放さないと誓った少女とともに生きるために。 「あの二人は小さな恋をしていたんだ」 引き離された初恋の人に再び会うために。 「私達を傷つける、すべての者達に告ぐ」 誘拐され不条理に奪われた日常を取り戻すために。 雛菊とさくらは歩み続ける。 春を必要とする人のために。 悲しみの淵にいる人に寄り添うために。 何度傷ついても生きようと願う人に、希望を届けるために。 「私は貴方を守る。貴方も私には春をくれる。だから大丈夫、共に参りましょう」
放送スケジュール
04/19 (日)
- TOKYO MX・00:00
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04/20 (月)
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