Anitick
第3話

海賊船と少女

鳥白島での変わらない日常――鏡子から蔵整理の手伝いをやんわり遠慮され、羽依里はいつものように島を散策していた。

そこで出会う、大きなスーツケースを引きずる好奇心旺盛な少女、久島鴎。

鴎は初対面にも関わらず、「羽依里」の名を呼ぶと――この島に来た目的が『宝探し』だと打ち明け、羽依里を『宝探し』の冒険へと誘う。

幼少期に一度、サマーキャンプで鳥白島を訪れたことがあるという鴎。

鴎のスーツケースに貼られた『ひげ猫団』のステッカーに、羽依里は妙な既視感を覚えて――

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Summer Pockets

眩しさだけは、忘れなかった。 亡くなった祖母の遺品整理のために夏休みを利用して、 鳥白島にやってきた主人公の鷹原羽依里。 祖母の思い出の品の片付けを手伝いながら、 初めて触れる「島の生活」に戸惑いつつも、順応していく。 海を見つめる少女と出会った。 不思議な蝶を探す少女と出会った。 思い出と海賊船を探す少女と出会った。 静かな灯台で暮らす少女と出会った。 島で新しい仲間が出来た── この夏休みが終わらなければいいのにと、そう思った。

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