Anitick
第1話

仏頂面な新任講師

まだ戦争の傷跡が残る、戦後間もない頃の東京。新制高校の二年生になった日下部栞奈はある日、友人たちから『図書室の幽霊』の噂を耳にする。旧校舎の図書室に現れる幽霊を見た者は、その呪いにより一ヶ月以内に死に至ってしまうという。その幽霊を目撃してまったと怯える栞奈の友人、幸子。死にたくないと嘆く彼女を放っておけない栞奈は、幽霊の正体を探るため夜の旧校舎へと足を踏み入れることを決意する。そんな矢先、栞奈のクラスに新任の講師が赴任してくる。愛想のかけらもない仏頂面な国語講師……それが中禅寺秋彦だった。

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中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。

これは拝み屋 京極堂がまだ古書店を開く前の物語──。舞台は戦後間もない昭和23年、東京。新制高校の二年生に進級した日下部栞奈は、国語の新任講師・中禅寺秋彦と出会う。栞奈の周囲では、怪異にまつわる奇々怪々な事件が次々と発生。今日もまた、栞奈は助けを求め、仏頂面の中禅寺先生が待つ図書準備室の扉を開けるのだった──。教師と女生徒の凸凹コンビがおくる学園青春怪異奇譚、ここに開幕!

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