Anitick
第11話

秋高く乙女頬張る

寒さが身に染み始める秋。食いしん坊の栞奈は、常日頃から美味しい物を求めることに余念がない。図書準備室で見つけたクッキーを巡る中禅寺との心理戦。何とか中禅寺にクッキーを食べようと言わせるため、栞奈は知恵を振り絞り、あの手この手の戦略を巡らせる。そして、榎木津邸で開催される焼き芋大会。そこに集った中禅寺たちの知恵と力を借りて、栞奈はホクホクの甘い焼き芋を焼き上げるべく奮闘する。美味しい食べ物を前に、栞奈の心と食欲は秋の空のように高まるのだった。

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中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。

これは拝み屋 京極堂がまだ古書店を開く前の物語──。舞台は戦後間もない昭和23年、東京。新制高校の二年生に進級した日下部栞奈は、国語の新任講師・中禅寺秋彦と出会う。栞奈の周囲では、怪異にまつわる奇々怪々な事件が次々と発生。今日もまた、栞奈は助けを求め、仏頂面の中禅寺先生が待つ図書準備室の扉を開けるのだった──。教師と女生徒の凸凹コンビがおくる学園青春怪異奇譚、ここに開幕!

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