第6話
開けてはいけない葛籠
物の怪を詰めた葛籠を背負い、夜な夜な徘徊する兵隊服の男。もしも見つかれば葛籠に閉じ込められ、物の怪の仲間にされてしまうという。不気味な怪異の噂が広まる一方、旧校舎の図書準備室を訪れた栞奈は中禅寺に頼み事をする榎木津に遭遇。ケェキに釣られて栞奈も共に青山にあるジャズバーへ向かうことに。そこで待っていたのは榎木津の兄、榎木津総一郎だった。総一郎は中禅寺に、自分のもとで働いているある人物の調査を依頼する。その後日、お遣いで青山へ行った帰り道、栞奈は件の葛籠の男を目撃してしまう。
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中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。
これは拝み屋 京極堂がまだ古書店を開く前の物語──。舞台は戦後間もない昭和23年、東京。新制高校の二年生に進級した日下部栞奈は、国語の新任講師・中禅寺秋彦と出会う。栞奈の周囲では、怪異にまつわる奇々怪々な事件が次々と発生。今日もまた、栞奈は助けを求め、仏頂面の中禅寺先生が待つ図書準備室の扉を開けるのだった──。教師と女生徒の凸凹コンビがおくる学園青春怪異奇譚、ここに開幕!
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